今なら8月4日まで3巻無料で「宝石の国」読めます。コミックシーモアなど他の電子書籍でも読めると思いますので探してみてくださいね。
宝石の国 1巻(アフタヌーン） ｜ 市川春子 ｜ 無料試し読みなら漫画（マンガ）・電子書籍のコミックシーモア
先日、宝石の国が連載再開するにあたってコミックデイズアプリで最新話まで無料開放していたので読みました。
不死の身体を持つ宝石たち（砕かれてもカケラを集めれば元に戻る）そんな彼らを装飾品にしようと襲いかかる月人たち。宝石たちは月人の襲来に備え戦闘や医療などそれぞれできることをやっていた。そんな中で硬度三半と脆いうえに、戦闘だけでなく他の仕事にも適性を見いだせないフォスファフィライト（通称フォス）が主人公の話です。
まぁ…はっきり言って私にはきつい話でした。でもすごく面白いし続きが気になるので最新話まで追っています。人間は出てこないのに、ものすごく人間らしさを感じる話だなと思います。
（この先の感想↓大きなネタバレはないように書いたつもりですけど、少しでもネタバレ嫌な人はここでUターンしましょう！）
通常、漫画では信念や価値観などが首尾一貫しているキャラが出てくることが多いけど、そういうキャラが1人もいないんじゃないか…でもそれが普通だよなと思うんですよね。生きていれば見た目も中身も変わっていく。そして自分のやりたいように、自分の気持ちを優先して生きていく。フォスは唯一、他人のためにやっている…ように見えて結局フォスも自分の為にやっていたことだと思うんですよね（自覚はしていないと思う）フォスは最初は誰かの役に立ちたいとか、認めてほしいとか、冬の時にあったことの罪悪感の打ち消しとか…が行動の理由としてあったのではないか？と思うけど、後半は自分がやってきたことが間違ってないと思いたいとか、自分がやっていることや存在を受け止めてほしいとか…そんな気持ちが入り混じっていたんじゃないかと思います。フォスが決めてやってきたことだけど、それがうまくいかなかった後悔と絶望は半端ない。その後悔と絶望が強烈に伝わってきてウッ…となりましたがフォスや他の存在がどのような最後を迎えるのか見守りたいなと思っています。
