初めてのビブリオバトル

先日、初めてビブリオバトルに観覧者として参加してとても面白かった。

ビブリオバトルでは、読んで面白いと思った本の紹介(5分)をし、観覧者との質疑応答(2〜3分)が行われる。その後1番読んでみたいと思った本に参加者全員が投票し、最多票を取った本をチャンプ本とする、というものだった。

私が参加したビブリオバトルでは絵本や、小説、私小説など様々な本が紹介されていた。私自身が本屋や図書館に行くと、最近はどうしても心理学に関する実用本や少年漫画などを選んでしまうが、ビブリオバトルでは普段手に取らないような本が紹介されていて新鮮な気持ちになった。紹介者の方が目の前で本の魅力を話してくれると、自然と興味が湧いて、久しぶりに絵本を読む機会を得られたりして面白かった。

本の紹介者の中には小学生の子もいたが、発表の練習をよくしたうえでビブリオバトルに参加した様子が伺われて素晴らしかった。最近は小説を読んでいないが、その子のお陰でまた読みたい気持ちになった。

その他には、紹介した本の著者の背景についても調べて紹介していた方もいた。その本自体の魅力だけでなく、どのような背景や経緯で描かれた本なのか紹介されるとまた一段と興味が喚起される気がしたし、私自身が今度本を読むときも著者の経歴や時代背景を調べたらまた面白いかもしれないと思った。

「緊張していて…」と話す紹介者の方もいたが、どの人もそれぞれの面白さや魅力を紹介したい!という気持ちが伝わってきてとても良かった。

ビブリオバトルに参加したら新たな世界に触れた感じで面白かった。

 

紹介されていた本で面白かったもの↓

絵本なのですぐに読めます。

戦争の最中に600人以上もの子供たちを逃したニッキーと、その子供たちの1人ヴィエラの話。短い文章でも戦争の悲惨さと残酷さが伝わってきて胸が締め付けられる。