「価値のある人間」だと言うための証拠などいらない

人に嫌な気持ちを与える存在、喜びを与えられない存在。長年、私はそう思い込んで、居ない方がいいんじゃないか?価値の無い人間じゃないか?と思いがちだった。そう思う時、当然辛くなる。

最近気づいたのだが、「辛い」と感じる時は自分の本音とは別の考えを自分に押し付けている時だ、と気付いた。この場合、自分の奥底の本音は「居た方がいい人間」「価値のある人間」。しかし、そう思える証拠が無い。周りから「居ない方がいい」「価値が無い」と指摘される前に自分で思い込むことで、自分を守ろうとしていたんじゃないかと思う。

こうやって書いてみると、何をやっていたのか、と思う。大きく傷つかないため、必死になっていたんだと思うが、気付かぬうちに自分で自分を沢山傷つけていた。

当たり前なんだけど証拠なんていらない。「価値のある人間」であることを周りに証明する必要はない。いや、そもそも自分は本当は心の底では「価値のある人間」だと思っているんだと、ようやく気づいた。それをそのまま認めればいいんだ。証拠なんてなくても、そう思っていいんだ。そう思ったらすごく安心してホッとした。